糸魚川の町屋文化を守り伝える会へのお誘い
代表 小川英子
私たちの故郷〈糸魚川〉は海と山にかこまれ、豊かな自然にめぐまれてはるか古代より栄えてきた土地です。
〈糸魚川〉はヒスイの交易路であり、塩の道の起点であり、北前船の行き交う港であり、加賀街道の宿場町でもありました。
ここは東の文化と西の文化が会うところです。京の都から、江戸から、東西の文化が流入し、〈糸魚川〉は独自の文化を育んできました。
しかし今、東京への一極集中により、地方の文化は画一化され、町屋の町並みも失われつつあります。残念でなりません。
そこで私たちは〈糸魚川〉の町屋の文化を守り伝えることを目的として、この会を設立しました。
私たちがめざすのは単なる保存ではありません。街なかのにぎわいを高め、人々をつなぐ場所として町屋を活用し、子どもも年寄りも、男衆も女衆も楽しんでいた町屋文化を再生し、より豊かな形で次世代に伝えていくことをめざしています。
本町通りに残る旧倉又茶舗を中心に活動していきます。
この町屋は、昭和7年(1932年)の大火で、外蔵を残し、母屋と内蔵は焼失しましたが、翌昭和8年(1933年)に、昔の様式のまま、再建されました。
これまでも、雁木まつりや街なかコレクションのさいに、商店街やボランティアの方々のご協力で、旧倉又茶舗をお休み処として開放してきました。
どの催しにもたくさんの方々が訪れ、町屋の風情をめずらしがったり、昔の思い出をなつかしんで語ったりしてくださいました。それに力を得て、この会を立ち上げました。
ふらりと寄ったたびのしょう旅人 (たびのしょう)も、どうぞ会員になって糸魚川を第二の故郷にしてください。どなたでも会員になれます。糸魚川出身、在住者に限りません。この会はみんなにひらかれています。
この会の維持運営にみなさまのお力添えをよろしくお願い申し上げます
年間の活動
旧倉又茶舗の公開(母屋の一部公開)は、イベント時のみの不定期。
旧倉又茶舗の昔をしのばせる生活用具や糸魚川の旧家からご寄贈いただいた品々を展示する「町屋博物館」となっています。
夏:7月25日の「諏訪神社祭礼・本町通り歩行者天国」から「おまんた祭り」までの 約一週間、お休み処として公開。町屋案内もいたします。
井戸の手押しポンプ体験なども楽しめます。
冬:1月の第4週の土・日の二日間「カルタ会in町屋」
百人一首などのカルタや糸魚川八福神すごろく、世界ジオパーク糸魚川のジオサ イトすごろく、コマ回し・羽根つきの正月遊び、けん玉やだるま落としなどの昔 遊びを楽しめます。角巻やわたこを着る体験もできます。
絵本とマリンバのコンサートや夜の怪談会、絵本の原画展などを随時、企画・実施。
「大人の学び直し塾」を随時、開催。「糸魚川モノ語り」「糸魚川モノ作り」「読み直す糸魚川」など、糸魚川の多面的な魅力に迫る講座を開いています。
イベント時のみ、壊れたおもちゃを修理するおもちゃの病院「まちや病院」を開設。
「おもちゃクリニック・ゆりかご」をご覧ください
http://blog.canpan.info/yurikago/
〒941-0068
新潟県糸魚川市本町6-4 旧倉又茶舗
糸魚川の街や文化を守り伝える会 事務局
Tel. 025-555-7275
E-mail info@itoigawa-machiyakai.com
https://www.itoigawa-machiyakai.com
随時、情報発信しています。糸魚川の昔を語る「小川英子の部屋」もご覧ください。
《糸魚川の町屋文化を守り伝える会》会則 抜粋
第1条 会の名称と目的
本会は「糸魚川の町屋文化を守り伝える会」と称し、略称を「町屋会」とする
糸魚川の町屋を維持、活用し、糸魚川の年中行事や生活様式を次世代に伝え、より豊かな文化を育むことを目的とする
第2条 会の事業
このために次の事業を行う
*年中行事、生活様式の伝承、催行する
*人々をつなぐコミュニケーションの場や文化活動の場として活用する
*街なかのにぎわいを高めるための協力をする
*会誌を発行する
*その他、本会の目的達成のために必要なことを実施する
第3条 会員の資格
本会の趣旨に賛同し、会費を払う者
入会申し込み
入会を希望される方は、申込書に会費を添えて、事務局にお申し込みください。
または、会費を振込後、申込書を郵送するか、申込書の内容をメール(info@itoigawa-machiyakai.com)してください。
郵送先 〒941-0068 新潟県糸魚川市本町6-4 旧倉又茶舗
糸魚川の町屋文化を守り伝える会事務局
*振込先 糸魚川信用組合 本町支店 普通0136651
名義 糸魚川の町屋文化を守り伝える会 代表 小川英子
略称の町屋会でも振込できます。名義 町屋会 代表 小川英子