当日の様子

当日の様子

「読み直す糸魚川~奴奈川姫の物語を中心に」にご参加、ありがとうございます。

10月22日(土)の夕刻から行われた原田留美教授の講演は、旧倉又茶舗の裏土間で行われました。28名の参加者で盛況でした。
店先には、奴奈川姫やヒスイに関する本や児童書や写真集を並べ、自由に閲覧できるようにしました。ちょっと珍しい本もあったのですよ。
原田教授は『古事記』の中の歌物語といえるヌナカワヒメと大国主神の物語を説き明かし、ヒメが大国主を一晩待たせた理由やヌナカワヒメが示す日本海文化圏について話されました。とくに糸魚川は、出雲や諏訪、さらには北九州や三内丸山までつながる日本海文化圏の要といえる位置にあるのではないかと。

その後の懇親会では、奴奈川姫にちなんだ地酒「麗し女」で乾杯。さらにヌナカワヒメについて熱く語られた夜になりました。

翌日の23日はあいにくの雨でしたが、14名の一行は3台の車に分乗し、白山神社(能生)、奴奈川神社(田伏)、山添神社(田海)、寺地遺跡(青海)、奴奈川神社(一の宮)を巡りました。いずれも奴奈川姫を祭神とする神社です。白山神社では神社総代の方から詳しい説明をしていただきながら、拝殿の中や宝物殿を見学。原田教授とともに、ジオパークガイドの土田孝雄氏や片山日出海氏の解説も聞く楽しいツアーになりました。
午後から奴奈川姫の産所に行きたいという声もありましたが、雨のため断念。またこういうツアーを企画してほしいということになりました。
原田教授をはじめ、みなさまのご協力で無事に盛況のうちに終了しました。ありがとうございました。